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  • Kumi

カナダの男女(及び"X")平等とジェンダーの件

最終更新: 3月2日

先日犬の散歩の途中に、カナダ人に質問したことがあります。


「カナダって、女性しかできない仕事という条件で、人材募集ってできるの?」


日本の人がこれを読むと、意味が分からないかもしれません。

日本には履歴書にも、「女性」とか「男性」とか書くし、

年齢も書くし、

写真まで載せなければなりませんが、


カナダ(だけではなく、アメリカも)では、

履歴書に男性または女性かを書くことが、男女差別になります。

ましてや、写真なんて、載せることはありません。


なので、人材募集をかけるときに、

女性しかできない仕事とか、

男性だけを募集とすることが、

可能なのかなと思って、尋ねたのでした。


「え、女性だけしか募集をかけないって、たぶんそれは無理でしょ」


やはり、そういう回答が返ってきました。


日本では、「オフィスレディー」とかいう言葉も使いますが、

こちらでは、絶対に使えません。


とにかく、女性か男性かで何かを決めることは、ありえない社会です。


それどころか、

最近、カナダには、女性(F=female)、男性(M=male)という性別以外に、

「X」というアイデンティティができました。


このXとは、国に認められているアイデンティティなのですが、

女性でも男性でもない、と感じている人の、アイデンティティのことです。


2019年の10月より、カナダ政府は、

カナダのパスポートの性別欄にも、このXを含めています。

その詳細は英語ですが、カナダ政府のサイトに書いてあります。


なので、自分は男性でも女性でもないと感じている人は、

パスポートを取るとき、Xに、チェックを入れたら、

カナダでは、それを尊重して受け入れなきゃならないのです。


数年前カナダ国家の歌詞も、男女差別的な内容をそうでない内容に変えています。

(sons=息子という言葉を、us=私たちという言葉に変えたそうです)。


このように、

性別では絶対に差別されないし、

"X"になった人も、それで仕事ができなかったりすることは、

politically correct ではない (= 政治的に正しくない)、とされているので、

大っぴらに、こういったジェンダーやアイデンティティのことで、

人を不公平に扱うことは、ありえない国、それがカナダです。


そんなカナダから見ると、

日本はちょっと、男女差別の国なのであります。


男女差別だけではなくって、人種差別もバリバリなのです、日本は。


以前日本でカナダ人とオートバイのレンタル屋さんに行ったことがありました。

「外国人でも借りられますか?」

と尋ねると、

「はい、中国人以外は」

と、堂々と答えが返ってきました。


私、通訳でそれを訳さないといけなくって、

もちろん訳した後に、ドン引きされてしまいました・・・。


でも、色々なことには理由があって、そうなっている場合もあるのであって・・・。

政治的に正しいことをしなくてはいけない、という考えがあるから、

不満をいっぱい抱えていても、それが言えない人たちも、

カナダやアメリカにも、いたりします・・・。



ガスタウン

ところで、私は長年カナダと日本を行ったり来たりしていても、

まだまだ、日本人的な会話をしてしまうな、と、たまに思うことがあります。


アメリカ人のご夫婦が、私がいる島で、自分たちで家を建てています。

女性の方に、

「彼が家を建てる手伝いをしてるのね?」

と言ったら、

「手伝っているのではないの、一緒に建てているの」

と訂正されてしまいました。


こういうことは、多々あります・・・。


つまり、女が男をヘルプする、という表現ではダメで、

女の私も男と同じように力仕事しているんだ、と、訂正されちゃうのです。


レディファーストというのも最近では、女だから助けるというスタンスはいただけない、と言う人もいます。


だから、結婚して、男性が女性や子どもを養うという考えは、

あまり一般的ではないですし、

男性は、自立していて尊敬できる女性を求めるようです。


西洋の男性は優しいというイメージがありますが、

日本の男性の方がよっぽど優しく、寛容だと、私には感じられたりします。



日本語には、

「ご主人」とか「旦那さん」とか、

「奥さん」なんて言葉がありますが、

こういう表現は、カナダでは、アウト!になります。


意識してる人は、「妻」「夫」を使っていますよね。

自分の夫のことを、「旦那さん」、「主人」、というのは、

彼はご主人様、自分は仕える者、というスタンスに聞こえるからです。

(本人は無意識でも、言葉には意味があるから)。

「奥さん」とか「家内」は、奥にひっこんでいる人です。

「女房」は、どうなんでしょう・・・・。

ここに詳しく書いてありました)。


こんな表現がありながら、

日本は女性がかなり強いカップルもありますけどね。

この場合の強いというのは、精神的に自立していて強いのではなくて、

ただ威張っていて牛耳っている、

夫が尻に敷かれている、みたいなもので、あまりカナダにはない現象です。



最後に、ちょっと思い出したから書きますが、

通訳をしていて、日本人の女性に職業を聞く機会が何度かありました。

「オフィスワーカーです」 

と答えてくれる方が沢山いて、

これを聞いたアメリカ人の方は後になって、

「彼女たちはオフィスワーカーで良いのか?」

と、聞いてきたりします。

もっと、自分はこんなことに特化した仕事をしてる、とか、ないのか?

そんなんで良いのか?

というような、質問なんですね…。

日本だから…、違うんです、と、そういう国なのよ、とか、そんな返事しかできなかった思い出があります。


今日は、日本とカナダ、これだけ違う、という、かなり長くなったお話でした。

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最後まで読んで頂き、ありがとうございました!



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